募集要項から読み解く
企業の本気度がわかる!
募集要項はヒントの山
エンジニアの転職を成功させるポイントは、募集要項から会社を読み解くことにあります。これについては、募集要項に書かれている条件をただ読む以上のことが関係しています。いくつかの募集要項を読み比べてみると、同じような内容でも企業によって書き方が違っていることに気がつくでしょう。その違いこそが、企業の良し悪しを判断する重要なポイントになるんです。募集要項にわざわざ悪いことを書く企業はありませんよね。それなのにどうして募集要項からその会社の本質を読み解くことができるのでしょうか。
見てわかること
募集要項でまずチェックしたいのが具体性です。求めている人材像がはっきりしている企業は採用上手な企業であることが多いんです。応募者側が企業を見極める目を持つことも大事ですが、企業側の見る目も大事ですよね。求める人材像がはっきりしない企業がフィーリングで人材を採用すれば、雇用のミスマッチも起こるというもの。つまり、募集要項から求める人材像が読み取れない企業は、適材適所に人材を用いることが上手ではない可能性があると考えることができます。エンジニアとしてやりたいことが明確ならば、募集要項に書かれていることと自分のやりたいことやできることがマッチしているかを、よく読んで照らし合わせてみてくださいね。
いい募集要項とは?
あまりにも簡潔すぎる募集要項を読んだところで、応募したい気持ちにはなかなかならないものですよね。いい募集要項の基本は、内容が具体的でわかりやすいこと。エンジニアを募集しているなら、どんな言語スキルが必須なのかが気になるところですが、書かれている言語が「必須スキル」なのか「あると望ましいスキル」なのかによって話がかなり変わってくるのではないでしょうか。とりあえず並べておきましたと言わんばかりに、必須スキルがズラズラと並べてあるものも要注意。その言語を使って何を開発するのかがわからないようであれば、欲しい人材像が定まっていないままエンジニアを募集している可能性があります。例えば、必須スキルにただ「Ruby」だけ書かれているよりも、フレームワークやインフラ、開発手法など、実際にどんな開発環境が用意されているかが書かれていたほうがイメージしやすいですよね。
なぜその開発を行っているのか、どうして人材を募集しているのか、その企業に入ることでエンジニアにとってどんなメリットがあるのかまで書かれているかもチェックしておきたいポイント。応募者の本気度ばかりが注目されがちですが、企業側の本気度が募集要項からどれだけ伝わってくるかしっかり見極めていくようにしたいですね。
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